Keep Holding On（BOMTOON）
高校生幼馴染ふたりのBL漫画【Keep Holding On】が胸キュンすぎて溢れる思いが止まらなくなったので、勝手に紹介したいと思います！！！
Keep Holding Onは韓国WEB漫画サイトBOMTOONで連載されていたWEB漫画で、本編10話＋番外編3話という全13話という構成になっています。
公式に付いているタグはこんな感じ。
＃BL ＃学園もの ＃片想い＿８年目 ＃知らないくせに＿僕の心＿思い通りに ＃ところで＿お前は＿また何だよ
【あらすじ】
高校3年生であるハンギョルは、恋の悩みや家庭でのアレコレに気を揉む普通の高校生だ。恋の相手は、幼馴染のスホ。同じアパートに住んでいる、13年来の付き合いだ。そんなスハに片想いをして、もう8年になる。ハンギョルはその秘めた想いをスホに伝える気はないものの、スホの他意のないスキンシップや発言にドキドキさせられてばかり。ハンギョルの母は仕事で家を空けがちだが、時々食事に呼んでくれるスホの母のおかげで、家でひとりで寂しく過ごさなくていい夜もある。しかし、ハンギョルはスホへの恋心のせいで、よくしてもらうたびに罪悪感を抱くのであった。そんなある日、転校生であるドヒョクにスホを好きなことがバレてしまったハンギョル。「バレないように助けてやろうか？」と提案を受けるがーー。
一見よくある話に見えますが、めっちゃくちゃきゅんきゅんするんです！！！天然たらしか？ってくらい平然とときめくことしちゃうスホ。爪嚙み癖があるハンギョルの手を掴んだり、そのまま手を繋いでみたり。別のクラスなのに体育で合同授業になったらわざわざジャージをハンギョルに預けに来たり。「これも」って言ってハンギョルにはぶかぶかの腕時計をつけて預けたり。帰り際のハンギョルが寂しく見えたから気になって友達と遊んでるのに早抜けしたり。
そんなスホの一挙一動にドギマギしてるハンギョルもかわいい！！そして健気。離婚して離れて暮らしている父にこっちに越してこないかと提案されて、たくさんのメリットをあげてみてもやっぱりただひとつの理由のせいで父のもとに行けないハンギョル。離れ離れになってしまえばこの叶わない片想いも消えるだろうと思ってみても、スホがそこにいるという理由だけで、祖父母も一緒だから寂しい思いをしないとか、勉強に集中できるとか、そんなメリットにも勝てないところが一途でかわいい。
転校生ドヒョクもいいキャラしてます。そしていいやつ。チャラいしハンギョルのことが好きだけど余計なことしないし、ハンギョルのこと想ってくれるいいやつ。
ここからはネタバレなので、大丈夫な方のみどうぞ。
とにかく熱く語ってます。
いつまでも幼馴染としてそばにいるかのようなふたりでしたが、ドヒョクの出現で状況が変わります。ドヒョクはハンギョルが好きなので、告白してフラれるか付き合うかしろとハンギョルに言い、「スホに告白しようがしまいがお前に関係ないだろ！」と啖呵を切ったところをスホの母親に聞かれてしまいます。ただでさえ罪悪感を抱いているハンギョルなので、もうダメだと絶望し、その日のうちに転校を決意。思い悩むハンギョルの心のうちも知らず、いつも通りにスキンシップをとってくるスホ。いたたまれずハンギョルはその場を去り、スホとふたりになったドヒョクは転校のせいで悩んでいることを告げます。自分には相談してくれなかったことにショックを受けるスホ。学校が終わり、ハンギョルの家に行き問い詰めるものの、「スホに言う義務はない」と一蹴されてしまいます。「何でこんなことまでいちいち言わなきゃいけないんだ」と言うハンギョルに、「友達だからだ！悩みもひとつひとつ全部......言えよ」と迫るスホ。しかし拒絶するハンギョルに、スホは最後にひとつ尋ねます。
「俺を友達だと思ったこと、あるか？」
「......ない」
ハンギョルにとっては友達ではなく恋愛対象として好きだから。だけどそんなことは言えるはずもなく、すれ違ってしまうふたり。そんな中で迎えた修学旅行で、別のクラスであるものの人数調整の関係でふたりは同じ部屋に泊まることになります。スホの友人達はふたりの険悪な雰囲気に気付き仲直りを促すものの、「もともと友達なんかじゃないから仲直りするつもりもない」と吐き捨てるスホ。自分から言い出したものの、ショックを受けるハンギョル。そんな雰囲気の中、スホの友人達と一緒にボードゲームをすることになります。罰ゲームで酒を飲まされ、酔っぱらうハンギョル。風に当たろうと外に行ったハンギョルに、手を出そうとするスホの友人。そこに現れるスホ。スホに救われ、腕を引っ張られる形でその場を去るハンギョル。痛いって！と怒るハンギョルを突然抱きしめるスホ。ここからのスホがめちゃくちゃ最高！！！捨てられた子犬みたな表情でハンギョルに言うセリフがほんとにもう......ときめきます。
行くなよ。転校するな。
俺のせいで転校するんなら言ってくれよ、理由を。直すから。
俺が嫌いなら、目に入らないようにするから。だから、遠くには行くな。
目をぎゅっと閉じてお前を見ないようにしたけど、できなかった。
ハンギョルの片想いと思いきや、ちゃんと恋愛対象としてお前が好きだと伝えるスホに胸キュンです。返事がほしいわけじゃないから、と去ろうとするスホに、「本当に返事はいらないのか？一回だけ返事するからしっかり聞けよ」ってキスするハンギョルも最高。ハッピーエンド。
その後ハンギョルは転校し、大学生になったハンギョルが酒の席で酔っぱらってる場面に移ります。酔いつぶれたハンギョルを迎えに来たスホ。文句言いながらもおんぶして連れて帰るスホがいい。背中でぐっすり眠るハンギョルを見ながらの独り言が、スホの愛が伝わってきてなんだかちょっと泣けました。数枚の昔の記憶とともに、だから尚更。
好きだ。好きだ。好きだ。
お前は信じないかもしれないけど、ずっと前から......
愛とは何なのか悟るずっとずっと前からお前が好きだったみたいだ。
実は起きていて聞いていたハンギョルが降りて背中に抱き着くところも、泣いていることに気付いて「泣くな」って手を握るスホもかっこいい。最高のハッピーエンド！！です！！！
クリスマス外伝は中三の頃のお話。ハンギョルのことを意識し始めたスホ視点の話ですが、これまたかわいい。ハンギョルが自分の部屋に泊まっていくことになってドキドキしてるのがかわいい。ハンギョルはハンギョルでぐるぐる考えてるのがかわいい。なにこれ青春。そんな思春期真っただ中な感じだけど、スホのハンギョルへの想いがなんというか......愛が深くてめちゃくちゃときめきました。
ハンギョル、俺はこの感情の正体をわかっていながら
知らないふりをしていたみたいだ。
もしかしてお前も同じ感情を持ってたら、そうだったら、
その相手が俺だったらいいのに、なんて欲を。
俺と同じ気持ちだったらなんて、そんな祈りを、毎晩信じてもいない神に祈る。
とか。
ハンギョル、この恋の成就は望まない。
お前が望むのなら、家族、兄弟、お前が必要とする何にでもなるよ。
そんな形でも横にいられるなら、それだけで十分幸せだから。
だから、俺から離れないで。
とか。本編はハンギョルの片想いが中心だけど、実はかなり前からスホもハンギョルを大好きだったとわかるこの外伝。最高です。両片想い好きな人には全員に読んでほしい。韓国BLにしては短いと思うので。むしろもっと長く読んでいたかった、このふたり。ほんとにそれくらいときめきが詰まっててきゅんきゅんするので！ぜひ！！読んでほしい！！
それなのになんで日本語版がないんだーーー！！！！
いつか日本語版が出ることを祈りつつ、おしまいにします。言語わからなくても読みたい方や、韓国語読める方はぜひ！！
