韓国BLにハマってTOPIK6級に合格した話

 こんにちは、345です。韓国BLにハマって2年が経とうとしています。

 私が今までやってきた韓国語勉強の方法については1年半前にも記事でまとめましたが(目新しさはゼロ!)、昨年の10月に受けたTOPIK(韓国語能力試験)で最上級である6級に無事に合格したので、改めて記事にしてみることにしました。

 

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(前回の記事はこちら)

 

 今回は勉強の方法というより、韓国BLに出会ったことで変わった私の韓国語ライフについてお話していきたいと思います。ほぼほぼ自分語りです。でも、もしかしたら世界にひとりくらいはこの記事がモチベーションに繋がるかもしれないという一抹の希望を抱いて書いてみました。悲観的すぎない?

 

 ちなみに韓国BLに出会って韓国語勉強を始めたわけではなく、長年ゆるゆるやってて中級に毛が生えた程度だった韓国語が韓国BLにハマってからのこの2年間でグンと伸びた(気がする)よ!という話です。(気がするよレベルなん????)なので韓国BLで韓国語習得したよ!という話ではないのでお気を付けください。そもそも習得ってレベルでもない説。

 

 韓国BLに出会ったのは2020年3月。コロナで韓国に行けなくなった悲しさを元々好きだった商業BLで癒やし始めた頃、「そういえば韓国BLってどんなのがあるんやろ?」と気になったのが始まり。検索をかけたところ、「女性向け特化の韓国ウェブトゥン配信サイト」があることを知ります。ちるちるさんの記事でした。気になったら即行動(ただし趣味に限る)、な私は即BOMTOONにアクセス。そこでタイミングよくトップページに載っていた<Keep Holding On>に出会い、韓国BLの深い沼にハマったのでした。

 

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(そもそもこのブログを始めたのもKeep Holding Onの面白さを少しでも多くの人と共有したくて…)

 

 ハマってからは、毎日たくさんの韓国BLウェブトゥンを読み漁りました。参考までに今まで韓国語で読んだ作品数をかぞえてみたら、軽く100は超えてました。数の話をすると自動的に自分がつぎ込んだ額を考えてしまいそうになるので話を逸らしますが、読む作品読む作品面白くてびっくりしたのを覚えてます。(もちろん日本の商業BLも面白いし大好きですが!!)当然好みもあるので、登場人物のほとんどが穴兄弟、竿兄弟だった時は相関図を書くことに一生懸命になりすぎて萌えがどこかに行ってしまった、なんてこともありましたが……。そんなわけで暇さえあれば韓国BLを読む、といった生活が1年ほど続いた頃、コロナで流れたり私用で行けなかったりと中々受けるチャンスがなかったTOPIKの申し込みが始まりました。「今度こそ受けよう!」と強い意気込みと共に、「私って今どのくらいのレベルなんやろ?」という疑問がふと浮かんで解いてみた過去問。聞き取りと読解、ともに90点以上という、今までの自分では考えられないような高得点でした。

 

「えっ?嘘やろ?」これが素直な感想でした。その1年間を振り返ってみても、勉強してないわけではないにせよ、主に韓国BLを摂取していた日々でした。どう考えても、勉強めっちゃ頑張った!感がありません。私がもっと真剣に韓国語勉強に取り組んでいた頃(邪な気持ちがなかったという意味で)韓国語勉強垢を活用してたりもしてたのですが、TOPIK6級は天のように遠い存在でした。よく6級合格した方のインスタを見たり韓国語教えてる方のツイッターとかを見てましたが、「5級まではある程度の努力で合格できるけど、6級に受かりたいなら妥協なしで努力する必要がある」「簡単にとれるものではない」といった文言も多々見かける6級。もちろん韓国語学習者としてはいつかはとりたい願望はありましたが、「一生を終える前にとれたら…いいな?」的な人生の最終目標くらいの気持ちでした。もちろん高みを目指してる学習者にとっては単なる通過点に過ぎないことは重々承知の上で、趣味だしいつか6級とれたらもう何も思い残すことはない!と。(とったら死ぬ気やったん?)なので、過去問の結果を見て心から驚きました。でも同時に、確かに韓国語の実力はついてきてるのかも?とも。2019年に受けたTOPIKでは3級だったのですが、その時は読解の時間が全く足りず、ラスト10問はてきとーに塗り潰しました。なんなら他の問題もわからないものがめちゃくちゃ多く、後半はかなりの確率でてきとーに塗り潰した覚えがあります。それが、過去問だと、5分余ったんです。自信がない問題はあっても、歯が立たないほど難しい問題はありませんでした。確実に、読む速度と理解力は上がってる、そう実感しました。それと同時に、「絶対めっちゃ韓国BL読んだけんやん」とも思いました。せっかく標準語で記事を書いているのに台無しにしてくる私の回想。

 

 あとリスニング!以前受けたTOPIKでは「何言っとるかわからん...」って思いながらその場その場の問題を読むのに必死だったんですが、過去問を解く頃には一回で聞き取って次の設問の選択肢を読む余裕までできてました。当時は選択肢を先に読んでた方がいいことはわかってても、実践できなかったのに、です。そもそも過去問のリスニング問題を再生した瞬間から衝撃でした。私の中の敵キャラが「フッ...私にはそんな攻撃、止まってみえるぞ」とでも言い出しそうなほどめちゃくちゃゆっくりに聞こえました。いや実際ゆっくりなんやけども。これも普段ドラマCDで容赦ないスピードと難しい単語の詰め合わせセットを浴びるように聴いてたおかげだと思います。ありがとう韓国BL。

 

 「多読」と「多聴」。外国語学習者ならとても大切な2つだと思うのですが、世の中に毎日熱中して楽しく読んだり聞いたりできるものってそんなに存在しなくないですか!?というのは極論ですが、個人的には、今までだらだらと韓国語を勉強してきた中で毎日飽きることなく楽しくかつ意欲的に韓国語に触れる機会っていうのがありませんでした。韓国文化に推しがいるのでインタビュー記事だったり、現場に行ったり、ファンのオンニ達との交流の中で培われるものは多かったですが、毎日インタビュー記事があがるわけでもないし、韓国の現場は行けても月2回、オンニ達との交流も毎日するわけではない。そんな中だったので、今振り返ってみると「持続的に熱中して韓国語に触れる時間が増える」ことになり、その結果韓国語がグンと伸びることになったんだと思います。楽しすぎて勉強のしんどさを感じる隙もなく、たくさんインプットができる環境。改めて考えると、韓国語学習者に最適すぎません?伸び悩んでなかなか6級に合格できない方がいたら韓国BLをオススメしてあげたいくらいです。(何様なん)

 

 そんなわけで、韓国BL読めば絶対にTOPIK6級合格するよ!なんて怪しいセールスのようなことを言うつもりはありませんが、韓国BLにハマることで確実にインプットが増え、実力アップに繋がることは間違いないと思います!

 

韓国BLにハマることによるメリット

✓ウェブトゥン、小説→たくさん読む機会が増える

✓ドラマCD→たくさん聴く機会が増える
✓全般→教科書に載っていない<生きた韓国語>に触れられる(自然な表現や流行語、略語など)

 

 また、韓国BLを通して韓国のファンの方とたくさん交流したことも、生きた韓国語に触れる良い機会になったと思います。オススメたくさん教えてもらって次に読む作品決めたり、BLオタク的にも良いことしかない。

 

 長くなってしまいましたが、これを読んでくださってるということは少なくとも韓国BLに興味があるか韓国語学習に興味があるかもしくはその両方だと思うので、一石二鳥な韓国BLライフ兼韓国語学習ライフをオススメしたいと思います。もう既に韓国語できて韓国BLもたくさん読んでる方は、「さよこレベルの韓国語で何を偉そうに…」という気持ちであふれてるかと思いますが、これからも一緒に韓国BL楽しんでいきましょう~!!

 

 以上、韓国BLのおかげでTOPIK6級合格した話でした!

 

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